生理中の性行為で妊娠するのかどうか、恋人がいる人は気にしたことがあるかもしれません。今回はその謎をここで解き明かしたいと思います。女性にしかない生理の悩み、疑問をここではっきりさせましょう!

妊娠しちゃった?PMSとの見分け方

生理前に身体が熱っぽくなったり、吐き気がしたりすると、もしかして妊娠してしまったのではと不安になる方もいるでしょう。 一度不安になってしまうと、生理がきて妊娠の可能性が否定されるまで精神的に落ち着かなくなってしまうものです。ですが、このようなことはPMS(月経前症候群)でも起こり得る症状であることをご存知でしょうか。 PMSと妊娠との違いや見分け方をしっかりチェックして、無駄に不安になったりしないようにしておきましょう。

妊娠したときとの違いがわかりにくい症状が発生するPMS。 PMSは生理周期にともなって発生する症状で、泣きたくなったり、イライラしたりなどの精神的な症状と、吹き出物が出てお肌が荒れたり、身体中がむくんだように重くなったり、急激な眠気に襲われるなどの身体的な症状の2通りがあります。 また、精神的な症状が重く出る、精神的な症状と身体的な症状が組み合わさって出るなど、症状の現れ方には個人差が大きく関わっています。

PMSの発生原因は、いまだはっきりと解明されていませんが、排卵期を迎えた後に変動する2つの女性ホルモンが心身に影響を与えるためではないかと考えられているようです。 生理周期が28日間である女性の場合を例にとってみましょう。生理が始まってからの約14日間は、女性ホルモンであるエストロゲンの女性らしい身体をつくる働きが優位となる卵胞期です。 エストロゲンは自律神経を整える働きもあるため、卵胞期は精神的にも身体的にも落ち着いて過ごせる時期となります。

しかし、排卵期を過ぎて、生理開始14日前となる黄体期を迎えると、エストロゲンの働きが低下し、今度は妊娠を助ける女性ホルモンであるプロゲステロンが優位になります。 プロゲステロンは妊娠を成立させやすいように赤ちゃんのベッドとなる子宮内膜の厚さを維持したり、基礎体温を上げたり、身体の中に水分を蓄えたりする働きがあります。 この2つのホルモンが変動する黄体期は、デリケートな女性の身体がホルモン分泌による影響を受けやすくなってしまうため、PMSが発生すると考えられているのです。

プロゲステロン優位のホルモン分泌に影響された女性の身体は非常に不安定となります。さらにストレスや生活習慣によってプロゲステロンの働きを強めてしまい、妊娠と思い違いをしてしまうようなPMSの症状を引き起こしてしまうのです。 また、プロゲステロンには不足するとうつ症状を招いてしまうセロトニンや血糖値を下げるインスリンの分泌を低下させてしまう作用があるため、情緒不安定や食欲増加を引き起こしPMSの症状を悪化させてしまう場合があります。

妊娠症状とPMSの違い

このように、PMS症状を招いてしまうプロゲステロンの分泌は妊娠するために欠かせないものであるため、妊娠と見間違いやすくありますが、PMSと妊娠症状の決定的な違いは黄体期を過ぎても基礎体温の高い状態が持続することです。 妊娠が成立しなかった場合、約14日間の黄体期を終えた後、基礎体温はガクンと低温状態に下がります。基礎体温が高くなって14日間を過ぎ、そのまま体温が下がらない場合は妊娠している可能性が高くなるのです。

他にも、妊娠したときの症状として、様々なニオイに敏感になったり、胸の張りが強まったり、おりものに血が混じったりすることがありますが、PMSと見分けにくいため不安になったときは基礎体温を必ずチェックするようにしましょう。 不安の原因がPMSによるものなのか、妊娠しているからなのかという違いをはっきりさせるためにも、日頃からきちんと基礎体温をグラフにしておくことが大切です。

基礎体温を毎朝起床時に計測しグラフ化することで、PMSと妊娠の違いが見分けられるようになります。 赤ちゃんができてしまったかもしれないと動揺しないように、基礎体温の計測を習慣化して、ご自身の健康管理にも役立てていけるようにしておきましょう。